京丹後市丹後町宇川地域は、京都府最北端に位置し、江戸期の竹野郡の広域地名で、宇川庄といわれていたそうです。
寛文9年(1669年)永井尚征が宮津に入部、村の細分化政策を施行
平村・上野村・久僧村・中浜村・尾和村・袖志村・谷内村・上山村・草野村・井上村・畑村・井谷村・中野村・遠下村・鞍内村・神主村・小脇村・竹久僧村・三山村の19ヶ村に分離・されました。
宇川の地名は江戸時代を通じて広域名称として用いられ、「宇川の庄」を前記19ヶ村の総称としてあげていましたが、明治に入って、西部の下組八ヶ村に上宇川村、東部の上組八ヶ村に下宇川村が成立し、現在に至っているようです。
この地域は、世界ジオパークに認定されている、美しい海岸線をはじめ、風光明媚な景観の観光資源に恵まれており、京都縦貫自動車道の開通により、京阪神からのアクセスが格段に向上し、観光地としてのさらなる発展の可能性が大いに期待されているところです。
医療面では、周辺の基幹病院への公共交通機関などのアクセスは不十分で、特に車を運転できない高齢者にとっては厳しい医療環境となっております。
そのため当診療所では無床ながら、住民の方々の身近な一次医療機関として、様々な医療サービスの提供を行っております。
地域に根付く診療所として、プライマリーケアはもちろんのこと、当院で対応困難な疾患に対しては、他の医療機関と連携をして責任を持って対処致します。また、在宅医療として、難病やがんなどの疾患に対して、自宅での療養をされる患者様の支援も行い、保険・医療・介護・福祉などの一体的なサービスの提供にも取り組んでいきたいと思っています。
宇川診療所長 松田哲朗
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午前 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
午後 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
※ 診療時間の30分前までに受付をお済ませください
当診療所では、循環器、呼吸器、消化器などの内科一般診療を行います。対象疾患は、生活習慣病である、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが多くを占めています。
これらの疾患は自覚症状に乏しく、つい日常生活の中で見過ごしがちです。
しかし、放置しておくと、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、重症感染症、下肢閉塞性動脈硬化症などの重篤な合併症を引き起こし、重い後遺症につながります。
血液・尿検査、心電計、レントゲン検査、超音波検査などを用いて、検診をさせていただき、頚動脈エコーを用いた動脈硬化の測定も行っています。
がん検診もスクリーニングよりさらに精密な検査が可能です。
胃がん | 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で精密検査を行います。 |
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肺がん | 胸部レントゲン検査、喀痰細胞診(痰の中にがん細胞が混じっていないか調べる方法)を行います。 |
甲状腺がん、乳がん | 視触診、超音波検査を行い、疑わしい病変があれば、病変から細胞を吸引し、がん細胞かいないかどうか顕微鏡で調べます。 |
前立腺がん | PSAという腫瘍マーカー(がんが産生する特殊なたんぱく質)を血液検査で調べ、超音波検査では、前立腺が腫大していないかどうか調べます。 |
その他、腹部超音波検査により、肝臓、すい臓、腎臓、胆のうなどに腫瘍ができていないかどうか検査することができます。
就職時や入学時の健診(問診、身体測定、検尿、血圧測定、聴力検査、血液検査、レントゲン検査など)をご要望に応じて行う事ができます。
また、各種、予防接種、ワクチン接種も行います。
京丹後市国民健康保険直営
宇川診療所
〒627-0242
京都府京丹後市丹後町久僧417